共生事業チルコロとは
共生事業とは、障害のある方も、地域の子どもも、大人も、多世代の方々すべての人が集い、交流を深め、共生するものすべてが繋がりと幸せを感じることのできる事業です。
だれもが生きる上で必要な「食」、共に生きている自然・動物・人との身近なところからの「ふれあい」を通して生まれる無限大の可能性がこの事業の原動力です。
ごあいさつ
可能性に満ちた新たな出会い
平成22年秋、共生事業チルコロはスタートしました。チルコロとはイタリア語で輪、仲間、循環というような意味です。
共に生きる社会を考え、医療や介護、福祉の枠を超えてつながりを持てる夢のある事業をしたいと考えていました。今の時代は、人と自然との調和、心の大切さ、世代や障害を越えたつながりのある社会が改めて求められています。当たり前の生活、つまり仕事や食、スポーツや音楽など、何らかの媒介を経て、私たちは互いに理解し、つながりや幸せを感じていきます。地域共生の事業とはそのきっかけを生み出す場のようなものですが、実際に新たな人とのつながりを持つきっかけは皆さん自身の中にあるのです。
一般に"障害者"と呼ばれる方々の多くが、私たちの想像を超えた豊かな可能性を持っています。少し視野を広げて、人間として互いに学び合い、共に生きる力を育みあう、そんな豊かな社会を実現することが、人間としての原点や心の大切さを育む上でとても大切なのだと思います。子どもや大人、障害を持つ方持たない方、都会の人や地域の人など、社会とつながりを感じるきっかけは様々です。
先日、「SAGRA」で、地域の方々とグループホームのメンバーとの交流会をしました。そこで一人のメンバーが地域に住む中学の同級生に再会しました。その方はメンバーを自宅へ招待し、お宅に泊めて下さり、これからも力になると言って下さったそうです。そのメンバーにとって、きっと忘れられない時間となったことでしょう。様々なきっかけや多くの出会いがあることで私たちは互いを理解し、つながりや幸せを感じていくのです。
美味しいものを食べると笑顔になる、昔ながらのかぼちゃの作り方を教えたい、得意なスポーツで何かしてみたい、土地があれば素敵なガーデニングをしてみたい・・・普段なら巡り合わなかったモノやヒトが繋がることで新しい夢や希望が生まれる・・・。共生事業の拠点となる「Kふぁーむ」内には、特別養護老人ホームしらさわ有寿園、グループホームカサーレ、多機能型支援センターVIVO、BBQハウス、ログハウス、そしてSAGRAがあります。「Kふぁーむ」で展開する共生事業"チルコロ"は本宮市や地域の皆さんの温かいご理解で成り立つものです。ここから自然や動物、そして食材や食を通して人の輪を広げたいと考えています。
これからますます多くの方々がこの場所を訪れてくださることを願っています。どうぞ宜しくお願いします。
医療法人 安積保養園/NPO法人アイ・キャン 理事長 佐久間 啓
さまざまな人々の夢が集う場所
地域共生事業チルコロとは、Kふぁーむ(旧福島オーナーズ牧場)全体を活用し、世代や障害を超えた交流、地産地消を推進し、共に支えあう社会づくりを目的に行う事業です。Kふぁーむの敷地には、介護老人福祉施設しらさわ有寿園、多機能型支援センターVIVO(ビーボ)、グループホームカサーレが存在しており、それぞれの利用者の方々が、生き生きと生活を送っています。また農場では、鶏や豚、ヤギの飼育がなされ、こだわりの餌を食べて育った鶏の卵や豚肉の生産がなされるなど、自然豊かなこの土地で様々な取り組みが始まっています。平成22年5月、本宮市より「本宮市地域介護・福祉空間整備等交付金」の補助を受け、同敷地に地域交流施設SAGRA(サグラ)がオープンしました。SAGRA(サグラ)は地域共生事業チルコロの拠点として、障害のある人もない人も、子どもも大人も、様々な人が集い、交流を深め、共に楽しんだり、学んだり、ここに集う人々がつながりと幸せを感じることができる事業を展開していきます。週末は農場レストランとして「食」を通じた交流、地産地消を推進します。
様々な人々の夢が集まり、実り多い場所になるよう、地域の皆さんと手をつなぎこの事業に取り組んでまいります。
NPO法人アイ・キャン 施設長 安西 里実
共生事業チルコロ 概念図
Kふぁーむを含むあさかホスピタルグループは、イタリア語で「輪・仲間・循環」という意味を持つ、共生事業チルコロの概念を中心に、すべての施設が協力しあい連携しています。



















